日々に少々の塩胡椒を。

映画、旅、音楽そして雑感を綴ります。

ベラ

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今度はドイツから出て参りました。


本作の主人公は、某クマさんではなく、赤毛の三つ編みをした喋る人形の女の子。


名前をベラという彼女は、その可愛らしい見た目とは半面、ぶっ飛んだ言動と性格で、周囲の人間に迷惑を撒き散らす始末。

ある日、親友の結婚話を破談に近い状況にまでしてしまいます。果たして、ベラはどんな行動に出るのでしょう?


本作の魅力は、動き喋る人形ベラ様にあるとは思いますが、類似作品にあたるアメリカ産の『テッド』やイギリス産の『パディントン』とは異なる点が興味深いです。

それは、人形の種類の違いはもちろん、それ以上に国民性を踏襲しているかどうかということになります。

すなわち、『テッド』や『パディントン』の性格はそれぞれの御国のステレオタイプの国民性のイメージにはまっていますが、『ベラ』は一般的に描くドイツの国民性イメージとは真逆です。勤勉、実直なところなんて殆どありません!とにかく怠惰なワケです。


ドイツからこのような気質の作品が産まれたのに驚くと共に、感激さえしてしまいました。


ご興味のある方は是非観てみてください。 


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